この記事は「靴や椅子、子ども用品のサイズが身体に重要な理由!」と合わせてお読みください。
■正しい道具は良い姿勢でいることを助けます。
前回の記事の最後にも書きましたが、
<日常的に使う椅子の高さを合わせるには>
①深くなり過ぎずにすわり、膝が100~90度曲がったところにいる
②足の裏全体が地面にしっかりとついている
これらがとても大事です。
逆にこのことが出来ない例の写真です。
椅子が小さくなってきたり、低い椅子にすわっていると「脚が遊ぶ」ようになります。
そのときは両足はどこにでも遊びます(苦笑)
椅子が高すぎたり、低すぎたして、足がしっかりと地面についていられないと何が起こるかというと・・・
「身体が伸びなくなります」・・・つまり背中が丸いということです。
両脚の重さとの釣り合いで骨盤が後傾(後ろに傾く)すること
踵からの感覚入力が減って伸筋が働きにくい状況になること
専門的にはこれらの理由で生じます。
こんなふうな座り方をするお子さんもいるでしょう。
お子さんの座り方を気になさっているご両親の多くがこの背中の丸さを心配しているようです。
そんな時には、まず最初にお宅のいすをチェックしてみてください!
足が遊んでいませんか?
また、すでにサイズの合わない椅子に座り続け、背中が丸いお子さんにはこんな方法をお勧めします。
少し高めの椅子に浅く座る、「高座位」を試してみましょう!
いつの間にか、すわりながら両足でも体重を支えるようになります。
ちょっと試すだけで、見違えるほどしっかりと座ります。
さらにこのことは作業への集中や、手の器用さまでにも影響するという・・・。
あらためて、椅子のサイズのことを考えるのはホントとても大事なことなんですね。
ちなみに・・・
サイズを変えられる椅子は食卓用が多いので・・・床にテーブルというお宅の方は「週刊誌を重ねて」椅子を作り、成長に合わせてサイズを大きくするなんて良いですよ!
週刊誌を束ねたものをかわいい赤いチェックの布でくるんだ椅子なんてのもできます!ちなみに、たなかの家ではこの方法を使いました。
ずいぶん長い記事になってしまったので、靴のサイズの話しは次週の最初に公開する記事で続けたいと思います。