この記事は「靴や椅子、子ども用品のサイズが身体に重要な理由!」と合わせてお読みください。
■子どもの足の特徴と、現状を知る。
<子どもの足の特徴は?>
そもそも私たちの足部は足根骨といういくつかの骨の組み合わせで出来ています。
よく聞く土踏まずですが、これらの骨がアーチ上に組み上がって重さを支える構造のことです。
骨たちはじん帯で結び付いているのですが、小さいころはこれがまだまだ柔軟です。
そのため「少し細長く、先の部分’(前足部)が広い」これが子どもの足の特徴になります。
< 一般的な土踏まずの発達の時期>
大体2才くらいから徐々に形成が始まり4才程度である程度形成されます。
4才以降になってくると、なかなか形成が進まなくなることを指摘する論文もあるようです。
実際大人の足をみても、小さいころからずっとそのまま平たい足だったという話しをちょこちょこ聞きます。
また、ご両親の形に似ることもあるのではないかと、経験的に感じます。
<土踏まずのない子どもが増えた?>
やはり種々の研究から、年々その割合が増えていることが指摘されています。
そして多くの場合、「はだしで遊ぶ」時間を増やす必要を訴えることが多いです。
とはいえ・・・。
現代社会ではお子さんが安全に靴をぬいで遊べる環境はとても限られています。
お子さん自身の持つ力にも時代による変化が表れているのかもしれません。
だから、時期的に・身体的に個々のお子さんに合った靴が必要なのです。
長くなったので2回に分けました。次回は具体的な靴の話しです。