うつ伏せでおもちゃと出会う!「うつ伏せし始めの赤ちゃんの話」(後編)

この時期にも、おもちゃは赤ちゃんの役に立ちます!

 
前回の記事の続きです。
⇒うつ伏せでおもちゃと出会う!「うつ伏せし始めの赤ちゃんの話」(前編)
赤ちゃんはこの時にとっても大変な仕事をしているときに、
じつはこのときにおもちゃがあると助かるんですよね・・・
それはなぜか??
 
はいはい赤ちゃん(小)
 
「重力の中で生きる」
これって実はとても大変なことで
この時期の赤ちゃんにとって、うつぶせでいるのは
わりと大変な出来事のはず。
まるでゾウにいつも「のしかかられている」ような重さの感覚と思われます。
だから・・・
それでもうつ伏せのままで遊びたいっ!!
って思わせてくれるおもちゃの存在は、
知らず知らずのうちに赤ちゃんの大きな助けになってくれるのです。
 
うつ伏せ遊び
 
ちなみにこの時期のおもちゃに必要なのは

指に引っかかること

お口に入れて楽しめること

まだこの時期の赤ちゃんは、指を上手に開くことが難しいです。
また頭が重い分、おもちゃはしょっちゅう口に触れます。
だから上記の特徴を持ったおもちゃが良いのです!
 
このときに赤ちゃんの体と脳はこんな経験をしています。

頭を空間で保持する力を養う

目と頭を統合して動かす、注目する

背中の伸筋全体を働かせる

股関節の伸展

こうやって頭を支えた状態で、・
おもちゃを使ったり、手自体がおもちゃになったりして
たくさん「なめなめ」します!
すると・・・さらに、

両手を自由にするためにOn Elbowとなり(肘で自分の体重を支える)

肩甲骨への支持の伝わり、頭を空間で保持する

お腹が床を押して支えとなる

こうやってこれから「ずり這い」へと向かっていく準備になる。
安定して、楽に過ごせる「うつ伏せ」を身につけていくのです。
 
asian baby in the room
 
うつ伏せを嫌がる赤ちゃんのことを考えて行くときなどにも
これらの発想は役に立ちます。
スタジオにはうつ伏せ嫌いの赤ちゃんも良く来るのですが
さらに他にも原因に関わっていかないといけないので
この話はまたのちほど。
⇒り:はーとの子供向けレッスンの詳細はこちらからどうぞ。