まっすぐな姿勢が良い姿勢とは限らない
ここのところ肩こりや頭痛がひどくて、整形外科でレントゲンをとったら
「ストレートネック」と言われたんです・・・。
ストレートネックとは特に首の背骨(頸椎)の本来のカーブが減少して
まっすぐになった(もしくは本来と反対側に反る)状態のことです。
これ自体は病名ではなく、様々な症状の原因になります。
一見すらっときれいな姿勢に見える方でも
実は首や腰に痛みや困難を抱えている方が大勢います。
それは、脊柱全体のS字のカーブが減少した結果であり
首だけがまっすぐになったという訳ではないのです。
脊柱には自然なカーブが必要です
背骨には生理的湾曲というS字のカーブが存在し
背中の丸みや腰のそりを生み出しています。

なぜこんな形をしているかというと「ばね」のように
上からの重さの負荷を受け止めるためです。
まっすぐな棒と比べるを負荷を1/9まで軽減するといわれています。
また、カーブの構造自体が椎間板ヘルニアを防ぐ
構造になっており、カーブの減少はそのリスクを高めます。
脊柱全体を動かすことで
首も含めた全身に働きかける
今までの話しから、首だけに治療の手を加えても
継続した改善は期待できないということが容易に想像できます。
そして、例え伸びて一見美しい姿勢でも、目的に応じて丸めたり伸びたり出来る自由がなければ
身体を痛める原因となる機能的でない姿勢です。
私たちには、ときには丸くなりたいときだってあります。

フェルデンクライスでは脊柱やそれにくっついている頭、骨盤、肋骨(j胸郭)、そして
たくさんの筋肉・・・これらの動きの調和の中に動きが生まれると考えます。
だから個人レッスンでは頸椎を激しく動かしたり、押したりすることがなくても
全身の症状へ良い変化をもたらします。
また、どんなテーマのグループレッスンでも継続していると
脊柱のカーブが自然と柔らかな動きを取り戻していくのです。
フェルデンクライスのレッスンは本当に楽に受け
変化を実感することが出来ます。
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理学療法士 / シェルハブ・メソッド&フェルデンクライス公認指導者
理学療法士として25年、整形外科から小児療育まで幅広い臨床経験を持つ。国内でも数少ない「シェルハブ・メソッド」と「フェルデンクライス・メソッド」の両国際資格を有し、新生児から大人まで、あらゆる世代の「動きの質」を向上させる専門家。
動きの質を向上することで、姿勢改善・痛みなどの軽減・運動の能力の発達・向上をめざす。
2013年より東京・築地の「フェルデンクライス東京スタジオ り:はーと」を拠点に、子どもの発達支援や成人の身体能力向上に従事。また、専門家のための学び舎「赤ちゃん博士たちの学び舎」を主宰し、次世代の育成にも力を注いでいる。
