■周りのお子さんと同じに育つのか?
正直、ご両親の不安は尽きないと思います。
そもそも・・・。
この病気は原因が依然としてはっきりとしていません。
出生から近い時期に股関節に脱臼があるから結果として、そう呼ばれているのですが。
また、生まれたのちに出現する可能性もあります。
それは「骨は胎児のうち、そして出産後もまだ形が変わっていくから」です。
乳児期に股関節脱臼の診断を受けて装具療法や・生活指導を受けたお子さんの場合は、良い股関節の位置で骨が成長するのです。
人間ってすごいですね!

しかし、骨のまわりにある関節の部品(滑関、関節唇(かんせつしん)、じん帯、関節包、筋肉)などが全く問題なく成長してくれるかは分かりません。
なかなか知られていませんが、適切な時期に病院で検査を受ける必要もあります。
そんなわけで・・・
今回のテーマは大きく以下の3つの時期で必要なサポートをお話ししたいと思います。
乳児期に治療をうけたのちの幼児期
学齢期(小学生・中学生・高校生)
青年期(20歳以降~)
<乳児期に股関節脱臼の治療をうけたのちの幼児期>
医師に禁止されてない限り・・・
この時期に運動を制限したり、禁止することはありません。
それは運動によって「骨が成長するから」です。
まだ、骨盤側のソケット(臼蓋)も大腿骨も形が成長に伴って変化していきます。
骨は運動で、体重が加わることによって成長します!
装具などの保存療法のお子さんであれば、3~4才には普通に飛んだり跳ねたりして遊んでいる子もたくさんいるように思います。

しかし、その間に運動や姿勢の発達に遅れや異常がないかは必ずチェックする必要があると、たなかは思います。
その際、病院ではX線などでの確認はあっても、動きや姿勢のチェックは難しいところが多いように感じるからです。
全身の動きの基礎を養う乳児期に動きを制約されて過ごすということは、今は目に見えなくてもこれから大きく成長していく過程で不器用さなどの形でトラブルが見えて来るかもしれません。
スタジオではそんなお子さんのチェックや発達面の相談に乗りながらレッスンを行ないます。
次回は学生の時期の先天性股関節脱臼の注意とサポートについて書きたいと思います。
⇒子どもの発達、運動に関する記事はこちらからご覧いただけます。
⇒子ども向けパンフレットはこちらからダウンロードできます。
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本当の自身の変化を実感してみてください!
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理学療法士 / シェルハブ・メソッド&フェルデンクライス公認指導者
理学療法士として25年、整形外科から小児療育まで幅広い臨床経験を持つ。国内でも数少ない「シェルハブ・メソッド」と「フェルデンクライス・メソッド」の両国際資格を有し、新生児から大人まで、あらゆる世代の「動きの質」を向上させる専門家。
動きの質を向上することで、姿勢改善・痛みなどの軽減・運動の能力の発達・向上をめざす。
2013年より東京・築地の「フェルデンクライス東京スタジオ り:はーと」を拠点に、子どもの発達支援や成人の身体能力向上に従事。また、専門家のための学び舎「赤ちゃん博士たちの学び舎」を主宰し、次世代の育成にも力を注いでいる。
