フェルデンクライスから見たこころとからだの調和 (2)


身体と感情は本来分けることなく
自身をかたち作ります

最近は神経生理学(一般的にいうところの脳科学)の伸展がめざましく
脳のどの部分にどんな働きがある、どの部分とネットワークを作っている
・・・ということがどんどん分かって来ています。

Brain impulses. Thinking prosess

一方で、
感情や人間が行動するということが
全て脳からのみ生み出されているのでしょうか?
逆にからだは人間の脳みその奴隷なのでしょうか?
そんなことはありません!
身体と感情は本来分けることなく自身をかたち作ります。

動作、思考、感覚、情動(感情)は分けられない

モーシェ フェルデンクライス博士は
著書の「フェルデンクライス身体訓練法」の中で
人間が覚醒し行動しているときには
「動作、思考、感覚、情動(感情)」
これらは常に相互に影響しながら、同時に働いていると指摘しています。
身体訓練法

また、姿勢、呼吸や表情も上記と密接にかかわっており
その変化でこれらも容易に変化していくことを示しています。
人間にはからだがあって外界・内部との環境との接点を得ています。
身体に何らかの動きがなければそれを感覚することも
新たな思考や情動の変化を呼び起こすこともできません。

感情はからだの感覚からわき起こる

私たち日本人はそのことをからだの感覚的に知っています。
ビーチの女性
胸がすく、腑に落ちる、腹が立つ、腕が鳴る、胸が高鳴る
鳥肌が立つ、足がすくむ・・・

例をいくつか挙げてみましたが、こんな言葉になっているくらい
からだが生み出す感覚に私たちは慣れ親しんでいます。
だからフェルデンクライスの教師は、いつも当然のように
こころとからだの両方に同時に関わっていたいと感じています。

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