「指圧」や「マッサージ」との違いについて相談を頂きました。
り:はーとで行なう赤ちゃんのタッチは、
柔らかくすることが「ゴール」なのではありません。

それでは赤ちゃんにとって本当に大切なことは、いったいどんなことだと思いますか?
「指圧」や「マッサージ」との違いについて
それは大きく2つのことで違うとたなかは考えています。
①働きかける意図や、場所が違うということ。
シェルハブメソッド、及びそのもとになっているフェルデンクライスは、
「相手の脳」に働きかけることを目的としています。
筋肉はエンジンのように動く原動力にもなりますが、
同時にすべての筋肉は脳と1対1でつながっている感覚器官でもあります。
そしてその個々の感覚(筋感覚・皮膚などの感覚=固有感覚)は
脳の中で統合されて「ボディーイメージ(体の地図)」を作る原型になります。

「自分自身の体が動く」という感覚は、大人には当たり前でも・・・
赤ちゃんには「生まれてから養う」ものです。
筋肉の硬さも、逆に柔らかさもこれら養うことをジャマしてしまうでしょう。
だから、筋肉の緊張度合い(筋緊張)を整えるようなタッチを行ないます。
実はそれは・・・
今赤ちゃんを不快にしている過剰な(身体・感情の)緊張をやわらげること
自身の体に気づく感覚を体感すること
これらを関係しているはずなので、赤ちゃんの脳に良い影響をもたらす。

しかし、それはマッサージや指圧とは幾分違うやり方です。
でも、一回レッスンを受ければお母さんにもたやすく出来るやり方ですし、
できたら毎日してあげて~~とこちらからもお勧めすると思います。
でも・・・実はもう1つの理由の方が重要です!
続きは次回の記事で紹介します。
⇒体が固い、または柔らかい赤ちゃん向けマッサージや指圧と何が違いますか?(後編)へ

理学療法士 / シェルハブ・メソッド&フェルデンクライス公認指導者
理学療法士として25年、整形外科から小児療育まで幅広い臨床経験を持つ。国内でも数少ない「シェルハブ・メソッド」と「フェルデンクライス・メソッド」の両国際資格を有し、新生児から大人まで、あらゆる世代の「動きの質」を向上させる専門家。
動きの質を向上することで、姿勢改善・痛みなどの軽減・運動の能力の発達・向上をめざす。
2013年より東京・築地の「フェルデンクライス東京スタジオ り:はーと」を拠点に、子どもの発達支援や成人の身体能力向上に従事。また、専門家のための学び舎「赤ちゃん博士たちの学び舎」を主宰し、次世代の育成にも力を注いでいる。
