治すのでなく、より良い「体の使い方を探す」ということ
病院でのリハビリには終わりがあっても、自身のチャレンジには終わりがない!
ウサイン・ボルト選手・・・。
オリンピックの陸上競技にて、100M・200M・4×100Mリレーの3冠を北京とロンドンの2大会連続で達成。
通算6個の金メダルを獲得している、言わずとしれた「人類史上最速の男」です。
--ウィキメディア・コモンズより--
彼は10代のころから「脊柱側弯症」から来る故障に悩まされてきたことが知られています。
側弯症とは…背骨のカーブに問題がある状態、平たく言えば背骨が曲がっているということ。
そんなハンディの中、彼は常識的なフォーム・トレーニングではなく・・・
自身のためのフォーム・トレーニングを探求し、そしてそれをつらぬくことを実践しました。
これらによって、自らが持つ障害を乗り切り、現在の地位を築き上げました。
この話は、大切なアイデアを教えてくれているようにたなかは思います。
「わたしは曲がって(歪んで)いるんですよね?」
多くのお客様の常識に中には、こんな感覚があるようです。
また、まっすぐになりたいと思うのはほとんどの方に共通する感情です。
気づいて欲しい、ボルト選手が示した大切なアイデアは・・・
かたち(この場合は背骨の障害)を元通りにしようとしたのではなく、
そんな自身のからだをより効率的に・機能的に使う(動く)方法を考えたことです。
つまり、かたちだけではなく「動き」を変えるということ。
「動き」を変えたことで伝説になった彼のようにはいきません(笑)が、
「動き」を変えることは生き方を変えるほどのインパクトを持っています。
動くこと≒行動すること≒生きること
左右対称な姿勢・まっすぐな背骨を目指すことも時には必要ですが、
「どうやって動くのか?」
これはフェルデンクライス・メソッドの中核的なアイデアです。
そして障がいとともに生きる人にとって、病院のでのリハビリには終わりが来ますが・・・
あなたが新しい動きや可能性にチャレンジすることに終わりはありません!