なぜ子どもはおもちゃを渡しても期待通りに遊ばないのか?

大人とは「アフォーダンス」を感じる力が断然違うからです!

例えば・・・
このをみて・・・多くの大人のひとの場合にはこんなものを目にしたら
Tennis Racket Blue
「白いところを持って振るのもの」だろうと感じ取ります。(例えラケットと知らなくても)
これは・・・物の方から与えられる(アフォードされている)、自身との関係の「可能性」を
私たち人間が感じ取っているためにわかるのです。
このように

存在するすべてのもの(環境)が持つ「他の物や人と結ぶ可能性」のことを

「アフォーダンス」と呼びます。

(これは知識として知っているか、経験的に認識しているかに関係ありません)
じゃあ、この「可能性」は一つなのか??
全然そんなことはありません。
もしも、このラケットを子どもに見せたらどうなるでしょうか?

・トレーのようにして物をのせる

・ガット(網の部分)にえだを刺して遊ぶ

・ヘッド(大きいほう)を持って、グリップの先でボールを打つ

・頭にのせてとんがり帽子??

・鍋に見立てて「おままごと」を始める

もちろん大人と同じように持ってラケットを振るかもしれませんが
それ以外にも、ぱっと考えただけでもこんなにたくさん・・・

お子さんとラケットの間にはたくさんの

「アフォーダンス≒可能性」が存在するのです。

見え方遊び①
だから、新しいおもちゃをお子さんに見せたときに
大人が想像した遊び方をしなかったかがっかりする必要はありません
まずは、たっぷりとお子さんの感じるままに遊ばせてあげてください。
お子さんはおもちゃという新しい物が生み出す「アフォーダンス」を感じています。
おとなが使い方を示すのは、たくさんの可能性で遊んだ・・・そのずっと後で良いのです。

お子さんの行動や、運動の可能性を広げたい

そうお考えのお母さんはこちらのフォームよりぜひご相談ください。

年齢や心身の発達に合わせ、それを後押しする遊び方をご提案いたします。