音を声のように聴くことから・・・日本人と、西洋人の違い

■西洋人と日本人では音に対する脳の使い方が違う

東京医科歯科大学名誉教授の角田 忠信博士の研究によると

日本人は環境音や動物・虫の鳴き声などの音を言語として左脳でとらえ、
西洋人はこれらを音として右脳でとらえるというのです。

この違いは文化や感性の違いとなって表れていると、著書で同氏は述べています。

おそらく、

虫の鳴き声をテーマに詩を読んだり
万物に全てたましいが宿ると感じる日本人らしさは、

脳の使われ方からすでに違っているのではないでしょうか?
うぐいす

地理的環境、歴史、文化・・・いまの私たちを形作る要素は実に様々です。
それもまた、西洋人と日本人は違くて当然だということに繋がります。

間違っても良し悪しではなく、ただ「違う」ということです。

面白いことに・・・

たなかのフェルデンクライスの恩師にあたり
モーシェ・フェルデンクライス博士の最晩年の愛弟子であった

ジェレミー・クラウス(Jeremy Krauss)先生も

来日を繰り返す中で「日本人の骨格は西洋人のものと使われ方が違う」と
繰り返し話されています。

日本人には日本人の心身の統合がある。
たなかは日々それを追い求めてレッスンに取り組んでいます。

フェルデンクライスの効果はこちらのブログからご覧いただけます。

以下は資料よりの抜粋です。
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角田理論によると、日本人と西欧人とでは左右の脳の働きに違いがあり、
感性に違いがでてくるということである。したがって、日本民族が創造し、
そして育んだ音、音楽は西洋人とは異質のものなのである。

人間の脳は右と左に別れていて、それぞれの機能が異なっている。

左脳は言語脳といい、言葉や計算などの知的作業を分担する。
これに対して右脳は音楽脳といって、非言語音を感覚的にとらえるのに優れている。

右耳は左脳、左耳は右脳という結びつきが主となるが、通常、音楽を聞いたり会話を
したりするとき、特に片耳だけが音楽や言葉に敏感であるということではない。
どちらの耳からも両方の脳に通じているので、正常な耳の人ならば、はっきりした自覚は持たない。

当然、音楽は音楽脳で処理されるが、音楽を聴かせておいて言葉を聞かせると、脳は言語脳に切り替わってしまうのである。言葉を話したり聞いたりしているとき同時に音楽を聴いた場合、それぞれ別々の脳で処理されるのではなく、言語の情報の方が優先され、言語脳でとらえて処理されることになる。このことから左脳を優先脳という。

この脳の働きを日本人と西欧人で比較してみると、西欧人は虫や動物の声を音楽脳で処理する(言葉のように意味のあるものとしては受け取らない)のに対して、日本人は言語脳で処理する。また、西洋人は母音が音楽脳であるのに対して、日本人は言語脳で処理する。英文では、一般的に母音の役割はあまり重要でなく、母音を全部抹消してしまっても、子音だけで意味が十分に理解できるといわれている。しかし、日本語は母音で言葉を形成する部分が大きい言語であって、個々の母音(あ・い・う・え・お)がそれぞれ意味を持っているのである。このようなことが、日本人が母音を言語脳で処理する理由であるとされている。

虫や動物の声は、母音に非常に似ていることから、日本人はこれらの音を言語脳で聴いている。日本語の母音の特質が原点にあって虫の音ばかりではなく自然音なども左脳で聞いているのである。

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「日本人の音意識」
角田 忠信   東京医科歯科大学教授/医学博士
八板 賢二郎  日本芸術文化振興会
(1988年収録)                 より抜粋

 


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