なかなか寝返りをし始めない赤ちゃんに「今」すぐに試せること

寝返しをしない赤ちゃんにご両親が持つ印象

「赤ちゃんが動かない」なかなか寝返りをしない赤ちゃんについてご両親はそんな印象を持ちます。しかも何か月になっても動かない…。最初のうちは「赤ちゃんは静かに寝ていて当たり前だよね~」と思って気にも留めていないことが多いと思います。ところが4か月、6か月と過ぎてもジ~っとしている。ここまでにすでに心配になっているご両親もいれば、まだ心配しない方もいるかもしれません。

くれぐれも写真はイメージです!

 

赤ちゃんが初めてする動きは寝返り?

分かりやすいところでは、生後2カ月あたりになれば、赤ちゃんは手足をバタバタと動かしたりと何らかの動きを見せるようになります。しかし、実際にはもっと早い時期から赤ちゃんは自身の動きの活動を始めます。

どうしても分かりやすい動きに気がつきやすいものなのですが・・・そもそも人が動くためにはいくつかの準備が必要で、その中でも見たいもの(行きたいところ)へ視線を向けるということが全身へと動きの波を起こすために欠かせません。

ヒトの動きは「目」から起こる

赤ちゃんの顔をまじかにのぞいてみるとその目がこちらに注目していることがわかると思います。 赤ちゃんが興味あるものを見る力は、新生児期からすでにあって 、目が動くことでその方向に向かって頭を動かしたりする活動も同時に行われ始めます。

本質的に人はこれから行きたい、 見たい方向に向かって目を動かすし、目を動かした方向に動いてしまいます。ですから、 寝返りをして欲しいと自分の赤ちゃんに思った時に・・・自分の興味ある方向を見ることができるか、ということがまず最初に必要な活動になります。

ただしこの活動は月齢によってさまざまな抵抗があります。赤ちゃんはその矛盾のなかで、経験を積み重ねて、動きを発達させます。

目の動きと頭の動きと背骨の動き

赤ちゃんは見たいものの方向にまず、目を、そして次に頭を動かします。目の動きは神経学的に頭の位置と深く結びついていますので・・・目が動けば、すぐに頭も動き始めます。頭は首の筋肉によって動きますので、背骨が必ず動き⇒背骨の動きは全身に影響を与え始めます。

画像は成人のものです。新生児とは頸部・咽頭部の長さ、下顎骨の大きさに違いがありますが、「体のつながり」は分かると思います。

月齢が進んでいる(おおむね4か月以降)時には急いでほしい

スタジオによくある相談の中に、ある程度月齢が進んでいるにもかかわらず「お子さんが仰向けのまま動かない」というものがよくあります。目の前のものにしっかりと焦点を当てて注目する力は「大脳皮質」の成熟と関係があり、とくに4か月以降にそれが起こるといわれています。そのため、4か月以降になっても寝返りの動き(チャレンジしている様子もない)赤ちゃんには、そのためのきっかけが不足しているかもしれないのです。

さらに・・・ある程度月齢が進んでいる場合には、その時々に経験していて欲しい、寝返りだけでないたくさんの出来事を逃してしまうかもしれません。

その時には、このブログで紹介する目の動きをはじめ、ボディイメージ作りなど、赤ちゃんが動き始めるための感覚情報がいっぱい必要となります。

まず最初に試せる「目の動き」を養う遊び方

赤ちゃんの周りをご兄弟がうろうろしているだけでも良いのですが・・・刺激がないのは困ったものです。

まずこのブログの中に書かれている目の動き・首の動きは確認してください。横には目が追えない、中には目だけがキョロキョロしているのに頭が動かないという子もいるでしょう。 そんな時には視線の先で手の伸ばせる距離におもちゃが必要です。 大人が赤ちゃんの目の前におもちゃを見せてあげるのも良いでしょう。 そしてそれをゆっくりと横に動かして、 お子さんの目が動いて遊べる範囲 ゆっくりと追いかける「 追視」をさせてあげてください。 すると 頭をそれに合わせて転がそうとしたり、手がそのおもちゃの方向に伸びてくるかもしれません。

また、仰向けの赤ちゃんの視線の先に吊り下げおもちゃ(モービルなど)があることも助けになるはずです。

赤ちゃんに向き癖があったり、遊んでみても目や頭が動かない、寝返りがどうしても始まらない・・・そんな時には、ぜひ一度スタジオまでお早めにご相談ください。

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