2024年4月23日追記
お母さんに気が付いて欲しい。赤ちゃんは何も言わないから!
今日も変わらず、かわいいわが子を抱っこするお母さん
「何だか背中が硬い?」
ふとわが子の体にゆっくりとふれてみると・・・何だか筋肉?が硬い気がする。
心配になって全身あちこちと触ってみたり・・・下に書いてあることをやろうとすると、硬さを感じたり、お子さんが嫌がって泣くことがあります。
背中の硬さ以外にも、腕を頭の上にあげてバンザイができない。両脚を伸ばしてくっつけることができない。そんな風にして肩や股関節、そして脚に硬さがあることに気が付くことがあります。
この硬さですが・・・何か問題があるのかというと、ときにお子さんの発達のじゃまになっていることがあるのです。
赤ちゃんの体の硬さ=こわばりは、動きの経験のじゃまをするかもしれません
たなかが実際に関わっているケースでは1歳近くまで、ほとんど体を動かさないお子さんまでいます。
いくら発達には個性があるといっても・・・
「からだが硬くて動かせない」
「からだを使うという感覚に乏しい」
このようなお子さんの場合は、何らかの成長・発達の後押しを必要とする状態の可能性があります。
体と脳の成長を促すためには必要な感覚の栄養
からだの皮膚や筋肉から、触れている感覚や動いている感覚などなど、たくさんの感覚が脳に伝わる必要があります。いわば感覚の栄養です!その経験が脳の中に体の地図のようなものを育てます!医療・心理学的には「ボディーイメージ」といわれるものです。これによって、赤ちゃんは自分の体の取扱説明書を手に入れるのです。そして体のこわばりはこの成長をじゃまするのです。
からだの固さをふくむ「小さなつまづき」について
り:はーとでは赤ちゃんの体の硬さをはじめ、以下のような心配ごとを「小さなつまずき」と呼んでいます。
体が硬い(筋肉や関節、または全身的に)
首が回らない(病的でない斜頸)
向き癖がある
背中を強く反らしている、抱っこが嫌い
なかなか寝返りをしない、うつ伏せが嫌い
片側にしか寝返れない
ずり這いができない
変な姿勢のずり這いやハイハイをする
ハイハイのしないで立ち上がる
ずっとずり這いしていてハイハイしない
シャフリング(すわりいざり)で移動する
立てるが後ろにひっくり返る
歩くようになったがよく転ぶ
体の硬さはつまずきの代表的な一つです。また、上記ほど大変な状況ではなくとも・・・どこかの動きでつまづいているかもしれません。
様子を見ていても何も変わらないから、まずは試せること
そんなご両親へ伝えたい・・・大丈夫です!ご両親が気づいてさえくれたなら、そのときが一番のサポートのチャンスになるからです。出来ることから試していきましょう!
実際に行なっている様子を次の動画の中で見ることができます。もちろんちゃんと意味があって、それだけで、お子さんの脳はすぐに反応して柔らかくなることがあります。これはシェルハブ・メソッドでよく使われるタッチです。またレッスンの動画のなかでも、このタッチを行なっています。
⇒YOUTUBEの「り:はーとチャンネル」で実際のタッチの様子を見ることができます!
まずは・・・安心できる自宅で抱っこのままでも、あおむけでも、うつ伏せでも下に書いてあることをしばらく毎日試してあげてください。
①全身に触る
全身にていねいにゆっくりとさすってあげる、また軽くポンポンしてあげる。言葉のとおり「全身」です。これをまずは5分ほどていねいに続けてみましょう。大事なのは背中やお腹、首~肩、お母さんがふだんから触っていないところまでじっくりとです。お子さんの脳に体の存在を感覚的に伝えることで、動きを生み出し体のこわばりをやわらげます。
②その後で軽く肩や脚全体を曲げ伸ばしする
筋肉の動きはダイレクトに脳に伝わります。触って少しゆるんだところで動きの経験を作ることでさらに脳に地図を作り、赤ちゃんが自ら動く力を養います。
赤ちゃんを今までと違う動きや、遊び方を始めたら数日で体の硬さも取れてくるかもしれません!!
とにかく、早いに越したことはないので、お子さんの体の硬さに気がついたらつまづきはないか?と、いろいろと気をつけていかなくてはなりません。
り:はーとではとくに、この感覚を伝えることに非常にすぐれた、シェルハブ・メソッドの「ぽんぽん・むぎゅう🄬」という触り方をお勧めしています。
その他の方の感想や、レッスンの内容に興味がある方は、レッスンのクチコミや、サポートの内容・料金などもぜひご覧ください。