子どもが体育座り(三角座り)ができなかったり、将来腰痛になる…その原因と対策は?

2024年4月23日追記

じつはとってもむずかしい「体育座り」

三角座りとか体育座りと名前はいろいろありますが、お母さん方も園児・小学校・中学・高校の学生時代にはやってましたよね?
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振り返ってみるとあまり得意ではなかった・・・。そんなお母さん・お父さんもいるかもしれません。

背中が丸くなる

腕で膝にしがみつかないと、体育座りでいられない。

腰や背中が痛くなる

単に体育座りができないというだけでなく、いろいろな運動や体育の授業、スポーツの中で運動の不器用や難しさに直面します。

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この動きは、赤ちゃんの時に学習するものです。うつ伏せになった赤ちゃんが、背中を伸ばす動きと股関節を曲げる動きを分化させる動きの発達過程で経験します。そして、多く赤ちゃんはうつ伏せ~四つ這いになる過程で起こります。

四つ這いをあまり経験しなかった赤ちゃんの場合には分かりやすいですよね?でもうちの子は四つ這いしてたはずなのに・・・というお母さんもいるに違いありません。

楽に体育座りするには骨盤と股関節の使い方の学習が必要

動きの専門家から見ると・・・じつは体育座りの姿勢をよく見ることで、お子さんの体の使い方・・・とくに骨盤の傾きから股関節の使い方が良くわかります。この骨盤+股関節の動きの統合は、子どもたちの姿勢や運動の力に全てにも大きくかかわる重要な要素です。実際には、ヒトは赤ちゃんの頃からの動きの経験や学習をしていて、それが大きくなっても影響を持っています。そのための股関節周囲の構造も重要になってきます。

股関節は元々個人差の大きな関節

生まれて持っての股関節の動きの幅は姿勢や動きへの影響が大きいものです。元来、股関節を作る骨は骨盤と太ももの骨である大腿骨ですが、骨盤側の受け口の部分(寛骨臼:かんこつきゅう)は位置・角度などの個人差が大きく、その結果動く角度にも大きな個人差があります。また、関節の周りのじん帯や袋など軟部組織の硬さ・柔らかさの影響も受けています。

そのため子どもの股関節の持つ扇形の動きを見極めたうえで、それに合わせた動きを考えていく必要があります。赤ちゃんの頃から「先天性股関節脱臼」の指摘を受けていなくても、動きの狭い人もいます。

早期にトラブルを見極めるポイントとなる動きは?

それは「靴下をはく」動作です。
主に学齢児さんや小学校へ就学した後に、トラブルになりますが、2~3歳からじつは座って靴下をはくことが難しい子どもにも同様の原因があります。どんなに「両手で靴下を持って」と言っても、片手になってしまうお子さんなどでは、股関節の動きに制限が隠れていることがあります。

小学生から~大人まで腰痛の大きな原因に対して、将来のために

もっとひどいと、少し大きくなって小学生になって痛みなどのトラブルにも見舞われるかもしれません。ご両親は、新学年が始めるこの時期にお子さんの体や運動の悩みを聞いて見てください。もしかして普段様子が分からない学校での体育の授業などで、お子さんが本当は悩んでいた…なんてこともありえます。

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体操教室等とは大きく違います。体育座りなどの「表面に現れる」苦手や不器用さはもちろんですが、その大元に隠された赤ちゃんの頃からの「運動発達上の苦手な部分」を見つけ出しひとりひとりのお子さんに合わせた体験によって成長へと導きます。それによって、将来起こるかもしれない、腰痛や体のトラブルを予防することができると思われます。

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