今回の内容
赤ちゃんは固くても・柔らかくても適切なサポートでしっかり育つということを知ってください!
2024年8月27日追記
筋緊張に関する記事の最終回です(全4回)
赤ちゃんの体が柔らかいこと・固いことは病気ですかという質問についてスタジオでご相談を頂きます。ここまでの話から分かる大事なことは、多くの場合に病気などではないということ。生まれてすぐから体の固い赤ちゃんもいれば柔らかい赤ちゃんもいます!
赤ちゃんの体の固さ・柔らかさの何が問題なのか?
それは「赤ちゃんの体におこる筋肉の固さや柔らかさ」は、気がついたら少し手助けしないと発達のじゃまをすることがあることです。出生時の低体重、お母さんの母体内での姿勢などとの関係を主張している人もいます。しかし、全ての原因があきらかになったわけではありません。ましてや、子育ての何かが悪かったなんて、お母さんが否定されることなんて絶対にない!原因追求よりも・・・今とこれからの赤ちゃんについて考えていくことが大切だとたなかは考えています。
赤ちゃんのこれから≒将来のために、具体的には2つの問題があります。
①とくに体や筋肉の固さは「不快感」を生む。
その不快感がますます体を固くこわばらせるという悪循環に結び付いてしまいます。例えば・・・
■首が動かせず、うつ伏せをいやがる
■お膝がお腹に近づくと・・・お腹がギュ~っと圧迫されたり、股関節が硬くて、体を丸めるのをいやがる
■両腕が体の前の方にいくと、背中の筋肉が引っ張られていやがる
②動けないことで心にも体にも「経験」のチャンスが減る。
私たちはヒトは、動くことで外界から感覚をとり込んで、その結果を経験として学習することで成長・発達します。
「見ていること」だけが先に育っているお子さんもときどきいますが、「見ているだけ」では何も得られないのです。自ら手を伸ばして、気持ちであれ行為であれ何かの経験を得ることが、非常に重要です。
だから、赤ちゃんの筋肉や皮膚は自由に動くくらいに柔らかいほうが「楽」なのです。そして、その楽さは赤ちゃん・・・ヒトの学びにほんとに欠かせないものだとシェルハブ・メソッドでは考えます。
筋肉を揉むマッサージではなく、体から「脳」を刺激したい
オイルを使ってとか、マッサージとかでも体は緩みます。お母さんにもできますし、これも赤ちゃんの体をやわらかくする助けになるでしょう!ただ、機械的に筋肉を動かすだけだとすぐに戻ってしまいます。なぜなら、今までの記事で紹介してきた通り、体・筋肉の固さは「脳」の作っているものだからです。とくに赤ちゃんの場合には、自分の体の部分(例えば腕とか、手とか、脚とかといった)の存在に気がつき、それが自分で動かせることに気がつくと・・・筋緊張はたやすく変化します。だから、筋肉・皮膚・骨にある「感覚」に働きかけることで「体のイメージ≒体の地図」をつくる助けをすると、実際にはまったくモミモミしなくても、安全に簡単に体や筋肉は柔らかくなります。
具体的に赤ちゃんに実践できる「触り方」
脳に働きかけるために特に伝えたい感覚は「固有感覚」と呼ばれているものです。この感覚は体の表面にある感覚よりも、もっと奥にあるので浅い筋肉をもんだりや皮膚をなでるより
ポンポンとゆっくりとしたリズムで体をたたく(tapping)
体をムギュウと圧迫する(squeezing)
と振動や圧力を体の奥に伝えるほうがより脳に体の情報として伝わります。このタッチはたなかが国際トレーニングに参加しているシェルハブ・メソッドの手法です。筋肉をもみほぐそうとすると痛めてしまう恐れがありますが、このタッチではその心配がありません。
こうやって少し手助けしてあげると・・・赤ちゃんは自分で「心地よさ」に気がつきます。そんな状態で姿勢や動きの経験を自然と積み重ねていくことで、全身の動きの発達へと結びつきます。そして自分が動くという事は、「自我=自分自身」という身体と同じくらい大切な、こころの成長を同時に促すのです。
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(このページは2024年9月以降公開です)
最後に・・・様子を見ようはもったいない
体・こころの発達は基本的には「必要な時期に」学ぶ必要があります。だから「様子を見ましょう」はもったいないとたなかは思います。もちろんしっかりと育つかもしれませんが、体の「固い」赤ちゃんも「柔らかい」赤ちゃんも継続的なサポートがあるとよりスムーズに発達が進むはずだと、たなかは考えています。
なぜスムーズな発達を経験していたほうが良いのか・・・それは、大人になってから影響が現れることがわりとあると自身の経験で感じているからです。誰も気づかずに大人になった後、自分の体の不調として苦しんでいる方がいることを数多くの大人のレッスンの中でたなかも知っています。ですから、お子さんに将来のためにできることを!と考えています。
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