体を形作る筋肉の緊張は、脳とダイレクトにつながっています!
2021年8月15日追記
このブログ記事は以下の記事の続きです。
⇒そもそも筋緊張ってなに?赤ちゃんの体が硬い・柔らかいということ(1/4)
■緊張は脳の状態で簡単に変わる
ヒトの体の硬さはいつでもずっと同じなのでしょうか?そんなはずはありませんよね?いつも赤ちゃんの体に触っているご両親や保育士さんなどはもちろんわかるはずです。実際に筋緊張は、脳=中枢神経の興奮で簡単に変わっていきます。赤ちゃんだけでなく、お母さん(つまり大人も)自身にも同じことがおこります。
まずは脳の状態としては以下の状態が影響します。
覚醒度(意識状態)・注意
自律神経、記憶、感情・情緒(快・不快)
固有感覚・前庭感覚(重力との関係を感じる)
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・温度などの各感覚情報
また体の影響ももちろん受けています。
その瞬間の姿勢(重力との関係)
筋肉自体の硬さ・柔らかさ
軟部組織(皮膚・結合織)の伸び具合
たくさんあって難しいので・・・表にしてまとめてみました!
それこそ、感情や記憶なんかで変わってしまうのだから・・・目に見えないうちにどんどん変化していきます。
心と体の状態によって「簡単」にそして「瞬間ごと」に変化すること、この要素の多さ、変化の繊細さ・・・これらが筋緊張のつかみどころのなさを生んでいます。でも、見方を変えれば、筋緊張は体と脳のことを考えてあげれば、変化することができるってことです!
例えば、赤ちゃんに関してシェルハブメソッドの創始者「ハバ・シェルハブ博士」は赤ちゃんの頭の中に「体の地図」をつくるためにTapping(ポンポン)、Squeezing(ムギュウ)という触り方を提唱しています。たなかは今この国際トレーニングに参加して勉強中(令和3年10月に卒業予定)です。
このタッチ・・・赤ちゃん・子どもの(大人でも同じ)筋緊張がとても整うんです。筋緊張が高い子どもも低い子どもも、ほどよく動くことができる状態になっていきます(もちろんほかの方法でも良いと思います)
次回以降の記事では、「体の柔らかい」「体の硬い」そんな赤ちゃん~お子さんに役立つ具体的なサポートについてお話していきたいと思います。
⇒フニャフニャな・・・低緊張の赤ちゃんにできること!赤ちゃんの体が硬い・柔らかいということ(3/4)