2021年12月15日追記
目次
お母さんの「待つ」が迎え舌、犬食いを防ぐために重要です!
あ母さん)あ~ん、
赤ちゃん)かぷっ!
この音で伝わりますか?
子のやり取りの間に、赤ちゃんが自ら口を開いて食べ物に向かうための時間を待つことが、とても大事なのです!
捕食することを知ろう!
赤ちゃんが自ら食物を口の中に「取り込む」動きのことを捕食と言います!
嚥下の5相といわれる
1、先行期:食べ物を見つけ口腔に入れる
2、準備期:食べ物を咀嚼し食塊にする
3、口腔期:食塊をまとめ飲み込む準備をする
4、咽頭期:食塊を咽頭に送り込み嚥下する
5、食道期:嚥下した食べ物を送る
これらのなかでは「準備期」に当たります。が、実際にはこの中でも細かいことがたくさん起こっています。この「捕食」(取り込み)では、文字通り赤ちゃん自身が自ら、食べ物を捕まえに行きます。
くちびるがしっかりと動いて物を口の中に運び入れていくことが必要です。
まずペースト食の時期の食べさせ方にポイントがあります。
まだ固形物の混ざる前のペースト状の食べ物にトライしている時期から、捕食の獲得が始まります。
なぜかというと、この動きで食べ物が口の中に入っていくことで「食物の物性(=固い、大きさ、形)」を感じ取りやすくなるからです。
この時の離乳食の与え方で多い間違いは?
スプーンでお口の中にお母さんがつっ込む。
お母さんがスプーンの食物を上唇や歯に擦り付けて口の中に落とす。
などです。
とくに・・・スプーンを嫌がっているのに口の中につっこんでいると、お子さんがスプーンを怖がる、もしくはお母さんが食事の介助をしようとすると嫌がるようになります。
一度そうなってしまうとなかなか大変です(実際に何人も知っています)
また、そうやって唇で食物を取り込む経験が少ないと・・・口が開いたまま、分厚くて上に上がった上唇と…特徴的な口の形になります。
ご両親が気づいていない場合もありますが
・「クチャクチャ」音をさせて食べる。
・食べる時に口の中が見える。
・上記の特徴的な唇(とくに上唇)の形で現れていることもあります。
改めて迎え舌、犬食いを防ぐために重要なのは
お母さんが「お子さんの唇が動いて自ら取り込むのを待つ」ということです。
少し大きくなって、今までに書いたトラブルに気がついたら・・・
直接お口に触るサポートが役立つことも。お悩みの方は一度こちらのフォーム寄りご相談ください。
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