あるゴルファーのお客様のスランプ体験から
スランプに陥って悩むゴルファーの方からこんな話を伺いました。
プレー中に
「自分がどうプレーしてるのか分からなくなる」
「どうやってクラブを使っていたのか忘れてしまった」
レッスンでいつもの通り、全身の状態を感じるべくじっくりと触れていくと・・・
んん?何で右手はこんなに緊張して開かないんだろう?
さらにお話を伺っていくと、普段の仕事中に手に持っていたものを
ポロッと落としたり、物が握りにくいと感じていることが分かりました。
レッスンでは頸椎・胸椎・胸郭に目の動きを加えた動きの中で
手の緊張に気付き、手放す体験をして頂きました。
次のレッスンでお会いしたときの笑顔がとても印象的だったです!
さて・・・手が緊張している状態はなぜ起こるのでしょう?
また、どんなことが妨げられるのでしょう?
感じ取るための手
私たちが普段使っている「手」には2つの大切な働きがあります。
★道具としての「手」・・・物を持ったり、動かしたりする
★触角としての「手」・・・物の材質や重さをなどを感じる
触れたものが何であるか感じる(認知する)
道具の重心や動きを感じる
道具の先の物を感じる(鉛筆の先の紙、クラブの先のボール)
ひょっとして触れた相手の感情まで感じ取れるかもしれません。
私たちの手には猫のひげ?のように実にいろんなものを感じ取る力があります!
手と脳と特につながっている
脳の感覚野という部分の中で、手は唇と同じくらいの面積をもっています。
それだけ手の感覚は脳と密接に関わっているという事です。
そして、その手がよりいろいろなものを感じ取るために必要な条件があります。
それは「柔らかく持つ、触れる」ことです。
フェルデンクライスの繊細なタッチによって、注意を「手」に対して
働きかけていくと・・・
自分の手がどのくらい緊張しているか?
どれくらい動きを制約されているのか?
それに気づくことは、脳の活動状態に気づくことかもしれません!
その緊張と制約を手放し、柔らかく感じ取れる手を得た時に
自身の行動は大きな自由を得ることが出来るのです。
フェルデンクライスのレッスンは
本当に自身の変化を実感することが出来ます。
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