■例えば身体が心地よいときに怒れますか?
ヨガをしていても、ピラティスをしていても
もちろんフェルデンクライスをしていても・・・
それをしながら怒ることは出来ると思いますか?
もし出来たとしても、それは良い質の動きになりますか?
からだが、どんどん心地よくなっていくときに
自身の感情がどんどん解放され、ストレスを忘れる・・・
誰しも、そんな体験をしたこ とがあるかもしれません。
■ヒトの普遍的な感情、そして姿勢
心理学者ポール・エクマン(Paul Ekman)によれば
人間には人種に関係なく存在し、理解できる
「怒り」 「悲しみ」 「喜び」
「驚き」 「恐怖」 「嫌悪」
基本的な6種類の感情があると言われています。
胸を大きく張ったまま「悲しむ」ことは出来ますか?
下をうつむいたまま「喜べ」ますか?
どちらも基本的に難しいはずです!
わたしは大きく胸を張って喜びたいし、うつむいて悲しい気持ちになりたいです。
■フェルデンクライスが着目する、身体と感情
例えば・・・怒るイメージを持ちながらも
呼吸や姿勢をそうでない穏やかな状態に保ってみます。
すると、怒りという感情になることも難しいのです。
つまり・・・
呼吸・姿勢・表情は自身の感情にもお互いに影響を
及ぼし合っているのです。
レッスンによって姿勢や呼吸に起こった変化は
自身の感情にも何らかの影響をもたらします。
それは、特別なことではなく
皆さまが日常的に体験していることです。
フェルデンクライスは特にこの事実を大事にします!
その姿勢と感情の変化は、教師の意図ではなく
あなたの中に自然に起こると信じています。
レッスンの最中・あとに起こるさまざまな体験は、
こうした他の治療法などと全く違う発想のなかで生まれるのです!
たなかはあなたの変化の可能性にいつも寄り添っています。