階段の降りられない子ども(後編):子ども自身が決める本当の成長。

子どもの選択を尊重することが、本当の成長を支えます!

 
後編では、前回の前編記事でお話しした
「お父さん・お母さんに必ず話す大事なこと」を紹介します。
と言っても、実際はとても簡単で・・・
実は、「助けを求めてきたら手を差し伸べて」
これだけなんです。例えば、下の写真は
 
手をつなぐ 母と子
 
お母さんが、お子さんの手をつかんでいます。
これでは違うんです!!
本来は、お子さん自身で階段を見て、体で感じて
自分に可能かどうか?恐怖心を克服できるか?を判断します。
お子さんが「助けを必要と感じ」選択し、その結果として
お子さんがご両親の手・指をにぎるのです!
 
手をつなごう
 
写真の女の子は、このとき
「手をつなぐのか?」悩んで一瞬止まりました。
そして最初のうちは両手で、教師の指をつかんでいました。
 
手をつなぐ
しっかりと登り切りましたね!!
そして、繰り返して遊んでいるうちに・・・
段差動画
 
お子さんの大丈夫と感じたら、自然と手は離れていきます。
そのために必要な要素を考えて、
レッスンをおこなう必要があるのですが、それには教師のサポートが必要です。
り:はーとの子ども向けレッスンの詳細
 
ただし、重要なことがひとつ!
お子さんにとっての「支え手」であるときには、例え手をつないでいなくも
ふらついたり、転びそうになったときに
確実に体を支えられる位置にいて、気を配っている必要があります。
からだも心も支える、そこまでが支え手の役割です。
 
IMG_8954
 
お子さんが手を求めてきたときに
差し出すそのご両親の手は・・・
お子さん自身を尊重する」ことの表明です!!
実は多くの子育てに役だつ考え方でもあるとたなかは感じています。
ぜひ一度試してみてくださいね。

※よく「多動」と言われてしまうようなお子さんについては

関わり方が違います。安全のために手をこちらでつかむ必要もあります!

⇒階段の降りられない子ども(前編):あなたは手を離すのか?それとも・・・。