■誰も悪くないだけに、ご両親にとってはジレンマな話しです。
先日お会いしたクライアントから伺ったのですが・・・。
「うちの家は下のお宅からの苦情で
床に10㎝のマットを張り付けているのです・・・」
元気なお姉ちゃんが段々跳ね回って、床の騒音からそんな環境になったところで
妹さんはごく幼い時期を過ごすことになりました。
(その他の事情で外出するチャンスも少なかった)
身体にはいったい何が起こるのか・・・。
私たちヒトは床や壁に力を伝えることで、初めて動くことが出来ます。
またそれを情報源にしてバランスを保ったり、さらには自身の身体の
イメージを構築するのです。
だからこの経験に極端に乏しいと、
足部がしっかりとしてこない
バランスが極端に悪い
周りのものにぶつかる、くぐるのが怖い
接触などを嫌がる
などの困難を生じることがあるのです。
このお子さんには「床反力」を感じる体験をサポートする必要があります。
それは立ってだけではなく仰向けやうつ伏せなどあらゆる動きの中で。
お宅の騒音問題で、ウレタンなどのマットを敷き詰めている場合は
よくあると思います。
それだけでいきなりこんな厳しい困難を抱えることは
少ないと思いますが・・・。
もし家の中で難しかったら、
児童館などで全力で動き回れる環境に、連れて行ってあげられると良いですね!
それにしても床の騒音で迷惑かけるのも困るし、
子どもの身体のことを思えば、動いて遊ぶなとも言えないし・・・。
この年頃のお子さんを持つご両親にとっては本当にジレンマです。
こういった運動やお子さんの身体のことの悩みやご不安があるときには
一度ご相談ください。