赤ちゃんのころから大事、さらに幼児教育にもハイハイ(四つ這い)がよく出て来る理由は?

2022年7月19日追記

■子どもがハイハイをしなかったことが不安なお母さんへ

インターネットでたくさんの情報を調べることができるお母さん方にとって、自分の赤ちゃんがハイハイをしたかどうか?は、まだ歩く前の時期から・・・就園して3・4・5歳、そして小学生になってからと、ずっと不安の種になります。

これから紹介するこの記事は、そんなお母さんに全然悲観しないで欲しい!と思って書いています。
ハイハイあまりしていないのに、全然運動が得意な子も、ハイハイしていたのに運動の苦手や姿勢の崩れを持っている子もいる中で、みんな出来ることがあります!

■ハイハイにどれほどの時間が必要なのか?

本来ハイハイの成熟にはかなりの時間が必要です。ところが・・・全然ハイハイしなかったというお子さんは割と少なくても、母子手帳の四つ這いの項目と立ち上がりの項目の月齢が「同じ」だったというお子さんは結構いるはずです。

単にハイハイしているという中にも・・・ぎこちなくバタバタしたハイハイから、たくさんの機能を統合した「しなやか」なハイハイまでたくさんのバリエーションがあるのです。

とくに、り:はーとのある東京とその近郊のお宅では、「家の広さ」の問題で、どうしてもつかまり立ちが早まりやすいのです。ハイハイで十分に動く前につたい歩きを始めてニコニコしているはずです。

あと、ベビーサークルなんかを使っていることもハイハイの短さへ影響します。

■改めてハイハイは何で大事なの?何が身につくの?

一般的なものだけでもこれだけたくさんの「動きの要素」と関係します。ちょっと言葉が専門的なのですが、分かる範囲で読んでみてくださいね。(分からなかったら、ぜひたなかにこれなに??って聞いてください)


●体幹の機能

―全身の伸展からの分化
(全身を伸ばしても股関節を曲げられる)
―屈曲・伸展の協調(丸まったり、伸びたり)
―側屈(からだを傾ける、片側を短くしたり長くしたり)獲得
―回旋(ひねる動き、特に三点支持(片手が遊べる)時期)の獲得
―体幹の動きの協調、上記全てをタイミングよく使う。
―体幹でバランスをとる力(重心の変化に合わせて起こるカウンターアクティビティ)

●四肢の機能

―肩甲帯のまわりと股関節の支える力の向上
―腕の突っ張って支える力の向上
―交互性の発達(左右の脚、両手が別の動きをする)
―手の発達(手を広げ手の中の筋肉を使う準備、手のひらを感じる)


これだけの要素と関わってくるのです。

■必要な要素はハイハイ以外でも経験されている。

うちの子はハイハイをあんまりしなかったけど、運動や姿勢にあんまり心配ないな~というお母さんがいることも、もちろん当然です。それは、違う動きのなかでも上記の「動きの要素」を経験することができるからです。
例えば、ずり這い・片膝立ち・高這いなどです。
大切なのは、単にハイハイをしていたかだけでなく、そのたくさんの「動きの要素」のなかで得意なこと苦手なことがあるということです。とくに子どもの姿勢や運動のサポートするり:はーとでは、とても重要視している考え方です。

■ハイハイは幼児教育にたくさん出てくる2つの理由

就園児の時期がハイハイを含む床遊びをするのに適した時期にだと考えられる理由は2つあります。

1,体のサイズが大きくなる前

そもそもハイハイやずり這いなどの床での遊びは、体が大きくなりプロポーションが変わる(頭身が上がる)ほどに負荷が大きくなって・・・簡単に言うと疲れやすくなってきます。その点就園児はまだまだ、この床での動きを長く楽しんでも疲れませんね!

2,緊張を高めて維持する力を養う時期

幼児教育をする時期は、全力で走る・大型遊具にしがみついて登るなどの全身の活動性を高めて維持することが発達のテーマになる時期でもあります。なので、子どもたちは積極的にそんな遊びに向かってくるし楽しめます。
ハイハイなどの負荷の高めの床遊びはまさにうってつけ!同時にこの時期は、赤ちゃんの頃の経験不足を追体験する貴重なチャンスになります。

 

■じつは年齢に関係なく追体験することができるハイハイ

それでは、赤ちゃん、そして幼児教育が関わる時期を過ぎたら、ハイハイの動きとその中にある「動きの要素」はもう経験することはできないの??結論から言うと、そんなことは全くありません!小学生からでも、二十歳を過ぎても、さらには高齢者であっても追体験することができます!

経験の不足は何らかの事情でお子さんがそれを選ばなかっただけで、まったくご両親の責任ではないですし、あとから体験することが出来るのです!だから、母子手帳の四つ這い(よつばい)の欄が空いていたり、期間がとても短かったというお子さんについて心配を持っているご両親こそ知っていて欲しいのです!

これらの経験の不足からくるお子さんの運動の苦手さも実に多様です。(階段でぎこちない、転びやすい、片足で立てない、転んでも手が出ないまだまだ~あります・・・・・・)
⇒姿勢の悪さ・体幹の弱さに対してレッスンのブログ記事はこちらから

でも・・・しっかりと、お子さんの運動特性と発達の状況を見極めることが出来るとそれはステップアップのチャンスでもあるのです!

り:はーとの個人レッスンはお子さんの今持っている力、苦手の両方を見出し、楽しみながら行われます。ぜひ下のボタンより詳細をご覧ください。

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