将来のためには実はどっちも大事・・・ただ順番がある、と思います。
表題にも書きましたが
三輪車とストライダー(みたいなやつ)っていったいどちらが良いの?
という質問をご両親からちょこちょこ頂きます。

ご両親にとって、これらの遊具の示す将来的な目標は、「自転車に乗る」ことです。
しかしそれだけではなく、それぞれの遊具にはやっぱりたくさんの動きの可能性があります。
ペダルなしの2輪車(代表的なのはストライダー)の出現は
三輪車と自転車(補助付き含む)の境い目を埋める貴重なステップになりました。
それでは、それぞれにはいったいどんな意味があるのでしょう?
<三輪車の特徴>
・(倒れないため)バランス保持に必要な労力が少ない
・視線が低い
・スピードが出ない
・方向転換は主にハンドルで行なう
特徴的な運動的要素としては・・・
・股関節の深い屈曲
・脚の交互運動
・足の裏で力を伝える
・(はしごやジャングルジムなどと同様、足首を固定して一点に力を伝える)
<ペダルなしの2輪車(代表的なのはストライダー)の特徴>
・視線が高い
・倒れないために空間でバランスをとる必要がある
・スピードが上がる
・方向転換は主として重心移動で行ない、ハンドルは主に転倒を回避するために使われる。
特徴的な運動的要素としては
体幹の伸展・回旋・側屈などを伴なったバランス反応
空間に定位するための体幹の支持性
※脚の交互運動は必ずしも必要としない
こうしてペダルなし二輪(ストライダー含む)が与えた新たなステップは
・空間で(足を浮かせて)バランスを取ること
・速さに適応すること
・方向転換の重心移動を学ぶこと
これらの点にまとめられると思われます。
逆に・・・三輪車でないと身に着けるチャンスの少ない動きもあるということ。

だから、「将来のためには実はどっちも大事」
と書きました。
それでは順序があるってどういうことか・・・?
それは体のサイズの変化していくお子さんの特性で起こる問題です。
つまり、実際に観察していて4~5才と少し大きくなってから、初めて三輪車に乗ろうとすると
からだのサイズに対して多くの三輪車が小さすぎるため
股関節を深くまげて脚の操作をしずらくなってしまうようなのです。

だから、私見ですが、この質問をされたら
「まず三輪車・・・そのあとでストライダー」って答えています。
そしていよいよ自転車へ!
フェルデンクライス東京スタジオ り:はーとは
お子さんの体が「動きの多様性」を経験できるようにサポートしていきます。
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理学療法士 / シェルハブ・メソッド&フェルデンクライス公認指導者
理学療法士として25年、整形外科から小児療育まで幅広い臨床経験を持つ。国内でも数少ない「シェルハブ・メソッド」と「フェルデンクライス・メソッド」の両国際資格を有し、新生児から大人まで、あらゆる世代の「動きの質」を向上させる専門家。
動きの質を向上することで、姿勢改善・痛みなどの軽減・運動の能力の発達・向上をめざす。
2013年より東京・築地の「フェルデンクライス東京スタジオ り:はーと」を拠点に、子どもの発達支援や成人の身体能力向上に従事。また、専門家のための学び舎「赤ちゃん博士たちの学び舎」を主宰し、次世代の育成にも力を注いでいる。

